3年半ほど使い続けていた液晶モニタが昨年末からずっと調子が悪く、
ついに限界と言うことで新しいモニタを購入いたしました。
今回は、大きさを24型のワイドとし、パネルはもちろんTN以外を、
さらにコストパフォーマンスの高さを重視してリサーチを行った結果、
このHYUNDAI製のW241DGに辿り着きました。
一応、ネガティブファクターとして、メーカーがヒュンダイであることと、
画面がツヤ有りのグレアパネルという2点で非常に悩んだのですが、
結局は、それらを上回る良仕様が購入の決め手となりました。
外観
外箱はシンプルな2色刷りで、モデルの詳細表記はシールになっています。
恐らくは、このサイズの液晶モニタで共通のパッケージなのでしょう。
なお、箱には手提げ用の持ち手もなく大きさや重量も相当なため、
電車や徒歩での持ち帰りは非現実的と思われます。通販万歳。
本体外観は、黒いフレームと正面下部にHYUNDAIのロゴマーク、
そして右下に電源などの各種操作スイッチといった構成になっています。
また、見た目を重視した結果なのか、画面だけでなくフレームもツヤ有りの
グロス仕上げになっており、黒い本体と相まって指紋やホコリが付きやすく
非常に扱いづらい印象です。
そして、驚きの背面がこちら。
普段は見えない部分なので別に良いのですが、なんというパンダ仕様。
ちなみに、この背面もツヤツヤです。
モニタを支えるスタンド部分は非常に良くできていて
上下角や左右スイングなど
固すぎず緩すぎずな感触でスムーズな調節が可能です。
今まで私が使っていた液晶では、せいぜい上下角がいじれる程度だったので、
後述のピボット機能とあわせて、お値段の割りに造りの良さが伺えます。
こちらは背面下部の各種接続端子部分です。
左から順番に、電源、HDMI、DVI、D-Sub、コンポーネント、
音声ライン、音声ピンジャック入出力、が並んでいます。
これらの入力端子の豊富さと、モニタがフルHDにも対応ということで、
パソコン用途だけでなく、AV機器やゲーム機などにも使えるのは便利です。
ただ、この部分、接続端子類がかなり筐体寄りに付いている為、
DVIのコネクタなどが干渉して若干接続しにくい気もします。
セット内容
付属品類は、パッケージ内の小箱に収められていて、
- 取扱説明書
- DVI-Dケーブル
- 15ピンD-Subケーブル
- 電源ケーブル
- オーディオケーブル
- お掃除用クロス
以上となります。
筐体は指紋などですぐにベタベタになるので、
地味ですがクロスは気が利いていてありがたいですね。
また、このモニタには3年間のメーカー保証が付けられており、
これならショップの延長保証なども気にせずに購入することが出来ます。
設定画面 (OSD)
こちらは、各種設定画面のOSD(オンスクリーンディスプレイ)と
筐体右下の操作パネル部分です。
電源スイッチを含むメニューボタンは全てタッチセンサーになっていて、
マークの部分に指を当てると
♪ピッという効果音とともにボタンが反応します。
この仕様は、なかなか新鮮でタッチセンサーの感度も良好なのですが、
メニューのユーザインタフェイス自体が少々判りづらく
OSDの操作性はイマイチです。
また、ここは指で直接触れる部分な為に、前述の通り指紋が付きやすく
見た目にあまりよろしくないのが難点です。
とくに電源スイッチは毎回触れる部分なのでなおさらと言えます。
ゲームでの使用感
それでは、実際に液晶モニタの使用感をみて参ります。
ワイドモニタを買ったら、まずやってみたかったのが、
3画面筐体のゲーム、ダライアスやニンジャウォリアーズのプレイです。
しかし、いざこうして見てみるとワイドとは言え
3画面はいささか寂しげでしょうか。
それならばと、お次は2画面バージョンのダライアスIIです。
写真ではイマイチ伝わりにくいのですが、実際はなかなかの迫力で、
自宅でお手軽にこの雰囲気が味わえるのは何とも言えません。
あとはボディソニックがあれば…。
ちなみに、IPSパネルは画質優先で応答速度が弱いというイメージですが、
一通りアクションやシューティングゲームを遊んでみた感じでは、
とくに残像が気になるようなこともなく快適にプレイすることが出来ました。
恐らく、1フレの世界に生死をかけるコアなFPSユーザでもない限り、
カタログ値の12msを気にする必要はないでしょう。
ピボット機能
そして、このモニタにはピボット機能も備わっています。
スタンドの根本にある固定ネジをマイナスドライバ等で緩めると、
ロックが解除され支柱部分が
油圧のような感触でスゥ~と上に持ち上がります。
あとはモニタを90度回転させれば、簡単に縦画面の出来上がりです。
この時、高さを調節する際にも全くの力いらずで、
改めて、このスタンドのデキの良さに感心です。
この機能のおかげで、レイフォースや怒首領蜂などの
縦画面シューティングもゲーセンそのままの迫力で楽しめます。
その際、画面のアスペクト比を1:1に設定しておけば、
従来の4:3な表示比率も問題なく再現可能です。
また、当初の懸念材料だったW241DGのグレアパネルですが、
実際にこのモニタを使用してみた感じでは、
よく言われているような画面への映り込みが気になることもなく、
むしろクッキリハッキリとした画質の綺麗さに驚かされるばかりでした。
よく考えてみると、もともと液晶以前のCRT時代では、
モニタは普通にグレアでなんの問題もなく使用していましたしね。
以上、視野角・画質ともに良好なIPSパネルに、豊富な入力系統、
安心のメーカー保証3年間と、これらが揃ってお値段は4万円代の前半。
24型ワイドでIPSパネルとなると
他のメーカーは軒並み8万円を越える現状では
メーカーに対するこだわりさえ無ければ
今のところ唯一の選択肢と言えます。
また、今回はゲームばかりでしたが
デスクトップの1920×1200は相当広く、
いろいろな情報を一度に配置できる
ワイドモニタの使い勝手は非常に良好です。
突然のモニタ不調による買い換えで、懐は少々痛かったのですが、
このW241DGは、私にとってなかなか満足度の高い逸品でした。
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