XBLAのタイトルがお安く買える「DEAL of the WEEK」に
あの「斑鳩」が登場しました。これは国内タイトルでは初でしょうか?
7/14~28の間、ゴールドメンバーシップ会員なら
半額の400ゲイツ(MSP)ポッキリということで、
これはもう買うしかありません。( ゚∀゚)=3
DEAL of the WEEK 【斑鳩】
さっそく購入画面でお値段を確認すると
まごう事なき400ゲイツの表示です。
というわけでサクっとダウンロードいたしました。
ちなみにサイズは49.39MBとコンパクトです。
で、こちらが非常に渋い「斑鳩」のタイトル画面です。
トレジャー製のゲームというと、私が遊んだ最近のゲームでは
PS2のグラディウスV以来となります。
このゲームも体験版で1面だけは遊んでいたのですが
ようやくフル版ゲットで嬉しい限りです。
基本システム
さて、まずは「斑鳩」の基本的なシムテムの確認です。
このゲームの主な特徴として、白と黒の属性の使い分けがあります。
自機の属性はボタンでいつでも変更可能で(この時、若干の隙アリ)、
同じ属性の敵を破壊すると撃ち返し弾が飛んできて、
違う属性の敵を撃つと2倍のダメージを与えることができます。
さらに同じ属性の敵の攻撃は吸収してゲージに変えることができ、
ゲージが貯まると「力の解放」ボタンで強力なホーミング弾が発射されます。
ホーミング弾は威力が高く、固い敵やボスへの攻撃手段として有効な他、
地形越しや後方など通常では手の届かない敵への攻撃も行えます。
そして、このゲームの重要な稼ぎ要素として
チェインコンボと呼ばれる得点システムが存在します。
これは同じ色の敵を3機連続で破壊したときに成立し、
その都度ボーナス点が得られるという仕組みです。
またこのコンボが発生している間は、同色3機破壊を続けていくことで
チェインが繋がりボーナス点が上昇、最大9チェイン目(MAX CHAIN)で、
以降は25,600点が発生ごとに加算されていくようになります。
ただし、3機の間に1機でも違う色の敵を破壊してしまうと
そこでチェインはストップし、また1から繋ぎ直しとなります。
チェインコンボの例として、このように白と黒の敵が同時に出現した場合は、
まず片方の色の敵だけを撃ち抜いてチェインを成立させ、
さらに残りの敵を倒してコンボを維持していきます。
この場合は、黒を先に12機破壊して4チェインを得た後に、
さらに白12機分の4チェインを加えて合計8チェインのボーナスとなります。
ゲームスタート
以上が、斑鳩を楽しむ上での基本的な知識になります。
ただし最後のコンボは意識すると相当やばいゲームになってしまうので、
まずは白と黒の使い分けを覚えるプレイを目指していきたいと思います。
なにやら意味深なメッセージと共に、自機である斑鳩の発進です。
といいつつも、そこは一番簡単なスタート直後の序盤です。
ここのパートだけでも、このゲームの稼ぎ気分を味わってみたいと思います。
まずは右上から白い敵が6機出現するので画面の上で食い気味にこれを撃破、
その後すぐ反対側に切り返して左上からくる黒6機を破壊します。
これを2セット繰り返して合計8チェインまで繋げます。
前の黒6機編隊を倒したらすぐにショットを止めて右へ移動、
前方から交差しつつ現れる大編隊の内、右側に流れてくる
黒18機を撃ち落とします。
その後、同じく右に流れてくる残りの白18機も撃墜すれば、
合計20チェインのボーナスゲットとなります。
さらにここはホーミングを駆使した早回しで
もう2チェイン追加できるのですが、それは追々練習するということで…。
Chapter:01 【理想 -Ideal-】
ここで再びオートデモとなり、チャプター(ステージ)の
サブタイトル「理想 -Ideal-」が表示されます。
この演出がまた渋くて、メッセージ内容とともに、
斑鳩の世界観を深めてくれます。
で、このゲーム、ステージ1からけっこうな難易度です。
慣れないうちは白と黒の属性を使いこなせず、
自ら逆属性の敵弾に突っ込むことが良くあるので、
最初は自機の色を固定して、じっくり避けていくのが良いかもしれません。
ボス 【烏帽子鳥】
そして1面のボスは「烏帽子鳥(エボシドリ)」さんです。
このボスは属性の切り替えを学べるちょうど良い相手といえます。
まずは右手のソードから白の5WAY弾が撒かれますが、
ここは弾の間隔がけっこうあるので、余裕があれば
あえて逆属性での高ダメージを狙います。
ソードを破壊すると、次はシールドによる黒のバラ捲き弾です。
ここは安全に属性をあわせて近接を挑みつつ、
同時にゲージの回収にもつとめます。
両手の装備を破壊すると、次は全方位へ
白と黒の炸裂弾が4コずつ交互に発射されるので、
タイミングをよく見て自機の属性を切り替えながら応戦します。
炸裂弾のあとは白属性のホーミング弾モードです。
しかし、こちらも属性を白に合わせてしまえば、
敵弾は只のゲージ回収アイテムとなります。
おいしく頂きながら、ホーミングをお返ししてあげましょう。
無事、ボスを撃破すると実績のロックも解除されます。
ステージクリア後はこの集計画面となり、
獲得したスコアに応じて、C++ ~ S++のランクが与えられます。
とりあえず各ステージの実績条件である
Aランクを目指すのが当面の目標です。
Chapter:02 【試練 -Trial-】
続いてのステージ2序盤は都市上空からのスタートです。
ここは白と黒の敵機が入り乱れてチェインが非常に狙いにくく、
2面といえども簡単に稼がせては貰えません。
しばらくすると、タイトル「試練 -Trial-」が表示されて
建物内部へと侵入していきます。
ここは縦シューでは珍しい障害物の間をすり抜ける場面が登場します。
破壊不可能なブロックからは、隙間なく弾幕が張り巡らされていたり、
後半には白・黒弾による波状攻撃を連続ですり抜けるシーンなどもあり、
細やかな属性の制御が要求されます。
ボス 【仏法僧】
チャプター2のボスである「仏法僧 (ブッポウソウ)」は、
登場時に自らの弱点を教えてくれる親切設計です。
しかし、そのままではボスにダメージを与えられないため、
まずは弱点をカバーするフタを何とかしなければいけません。
このフタは属性をあわせながら弾を撃ち込むと、
だんだんと下に降りてくるようになっているので、
フタと弱点の間に飛び込んで本体を攻撃します。
この時、フタはまた元の位置に戻ろうとするので、危なくなったら
一旦脱出し、再びフタへの撃ち込みを繰り返せばOKです。
以上を白と黒の2セット行えばボスを破壊することが可能です。
なお、弱点を攻撃する際はなるべく反対属性やホーミングを駆使して
大ダメージを狙っていきましょう。
倒し方を知らないと最初はちょっと苦戦してしまいますが、
これで2面ボスも無事撃破です。
Chapter:03 【信念 -Faith-】
ステージ3序盤は、通路内を移動する極太レーザーの発射台が
いくつも登場し、横スクシューのような圧迫感の中での開幕です。
そこを無事に抜けると、タイトルデモ「信念 -Faith-」が表示され
チャプター3へと進みます。
ここも建物内部のステージとなり、壁からの連続レーザーや
高速シャッター地帯、最後はビリビリ発射の巨大中ボスと
一見さんお断りな展開が目白押しです。
ボス 【鶉】
で、それらを無事に抜けると3面ボスの「鶉 (ウズラ)」さん登場です。
ここは外周にいくつも見える白と黒の砲台をすべて破壊すればクリアです。
内側にある8枚の遮蔽物は敵弾を防げるようになっているので、
うまく隠れながら、自機の属性も合わせて戦っていきましょう。
弱点をいくつか破壊すると、中心からのレーザー照射モードになります。
ここは、レーザーを逆に利用して密着からゲージを回収しつつ
ホーミングを連射すると楽に倒すことができます。
なおレーザーの回転はどんどん速くなっていくので
あまり時間をかけすぎないように注意です。
そして無事に「鶉 (ウズラ)」さんを撃破です。
ちなみに斑鳩の登場キャラはすべて鳥がモチーフになっていて、
ダライアスのお魚シューにつぐ、生き物シューティングシリーズといえます。
Chapter:04 【現実 -Reality-】
4面は、白と黒が入り乱れる中型機のオンパレードで始まります。
後半はホーミングも飛び交う中、なんとかそれらを凌ぎきると
第4章の「現実 -Reality-」に突入です。
ここは丸い建物の周囲をまわりながら、属性をひっきりなしに
切り替え続けるという非常に忙しいステージです。
もう私には何がなにやらで、気が付くとゲームオーバーになっていました…。
リーダーボード
で、上記のプレイはコンティニュー有りの設定だったので対象外ですが、
ゲームをデフォルトの設定で開始すると、このようにネットランキングに
対応したモードでのプレイとなります。
この時[RB]・[LB]のボタンで
- MY SCORE:OVERALL (自スコア:全体)
- MY SCORE:WEEKLY (自スコア週間)
- WEEKLY (週間)
- OVERALL (全体)
- MY FRIENDS:WEEKLY (フレンド:週間)
- MY FRIENDS:OVERALL (フレンド:全体)
と、以上のモードを切り替えて詳しく見ることも可能です。
リプレイデータ観賞
そしてリーダーボードといえば、斑鳩にももちろん
嬉しいリプレイデータのダウンロードが搭載されています。
この機能だけでも、現在発売されている攻略DVDの値段を考えれば
十分にお買い得なゲームであるといえるでしょう。
さっそく全体で1位の方のデータを落とさせて頂きました。
で、リプレイを見た感想は、まさに ( ゚д゚)ポカーン でした。
普通に全5面をノーミスクリアするだけでも凄いのですが、
それ以上にチェインコンボの精度が凄まじく
白と黒の敵機が入り乱れるような場面でも
きっちり精密射撃で撃ち分けてコンボを維持。
しかも、それがほぼ全面途切れることなく続いていきます。
結果、終わってみるとリザルト画面はすべて最高のS++ランク。
1面こそ、かろうじてプレイ内容を追うことができますが、
それ以降は画面内で何が起こっているのか分からない場面も多く、
まるでTAS動画と見まがうほどの神プレイを見せつけられます。
凄すぎて笑うしかありません。
で、さらに斑鳩プレイヤーのやり込みは止まることを知らず、
ダブルプレイと呼ばれる一人で2Pを同時に操作する様はまさに神業です。
以上のような芸術的な神プレイに、斑鳩の奥深い世界観とメッセージ。
それらを堪能した後に見るエンディングはまた格別です。
( ;∀;) イイゲームダナー (自分で見んかいっ!)
以上、XBLA版「斑鳩」の紹介でした。
パワーアップやボンバーといったお手軽な壮快感はありませんが、
渋いグラフィックと雰囲気のあるBGM(とくにボス戦はおすすめ)に、
緻密に作り込まれたゲーム性など、さすがトレジャーといえる作品です。
上記のような超絶プレイが生み出されるほどの
コアなファンの存在も納得できるというものでしょう。
で、次なるトレジャーの新作はWii版「罪と罰2」だそうで、
こちらも期待したいところです。