今月の頭あたりから、先行アップデートでチラホラと情報を聴いていた
Xbox LIVEのアップデート NXE2.0(New Xbox Experience)が
正式に配信開始ということで、さっそく私もバージョンアップしてみました。
アップデート
まずはXbox本体を起動すると、こちらのメッセージが表示されるので、
そのまま「更新します」を選びます。
するとデータのダウンロードが始まり、さらに本体の再起動がかかります。
今回はシステムのバージョンアップなので、
作業にはソコソコ時間がかかるかなと思っていましたが、
意外とアップデートは数分ですぐに完了しました。
で、本体の設定からダッシュボードのバージョンを確認して、
“2.0.7371.0” だったのが “2.0.8498.0” になっていれば更新完了です。
ゲーム オン デマンド
では、さっそくアップデートの内容を確認してみたいと思います。
まずはこちら、市販のパッケージソフトをオンラインで
ダウンロード購入できるという「ゲーム オン デマンド」です。
これは、すべてのソフトが購入可能というわけではなく、
今のところラインナップされているのは“プラチナ コレクション”として
廉価版が発売されているゲームのみのようです。
で、そのお値段は2,940円、もしくは2,000MSP(3,000円)と、
ほぼパッケージを定価で買うのと変わらない値段になっています。
これでは価格的なメリットが無く、わざわざオンラインで買う意味は
無さそうに思えますが、個人的にはディスクなしでゲームが遊べる
というところに激しく期待しています。
なお、購入方法はMSPだけでなく手軽にクレジットカードも使用可能です。
ただし“Amazonの割引きゲイツ”価格だと1タイトル約2,400円相当に
なるので、なるべくゲイツで買う方がお得なのかなと。
現状では私的にあまり魅力的なタイトルはありませんが、
上の“人気ダウンロード”順では、やはりアイマス勢が強いようです。
ファンの人には嬉しいサービスかもしれません。
インディーズ ゲーム
お次は「インディーズ ゲーム」のコーナーです。
これはユーザーが自主製作したゲームを Xbox LIVEを通じて
配信販売できるというもので、コンシューマーのゲーム機としては
けっこう画期的なことではないかと思います。
こちらは開始と同時にけっこうな数のゲームがラインナップされていて、
お値段も80~400MSPと様々でした。
アバター マーケットプレース
そして、こちらは「アバター マーケットプレース」です。
今までアバターは、容姿や服装が選べるだけでしたが、
ここではいろんな小道具やゲームに連動したアイテムなどが
購入できるようになっています。
さっそく一通り眺めてみたところ、スターウォーズのライトセーバーや
スケボー、ラジコン、ゲームキャラのコスチュームなど、
なかなか楽しげなものが揃っていました。
またアバターのアクションも、それぞれアイテム毎に用意されていて
なかなかの作り込みのようです。
ただ、ライトセーバー1本で400ゲイツなど、
よほどアバターに入れ込んでいないと購入するには
少々厳しい値段設定かなという気がします。
おすすめ度
そして、こちらは「おすすめ度」による評価システムです。
Xbox LIVEを通じて、自分が遊んだゲームや視聴した動画など、
すべてを☆マーク5段階で評価できるというものです。
先頃、Wiiのニンテンドーチャンネルに実装された評価システム程の
細やかさはありませんが、ある程度の指標にはなりそうですね。
さっそく私は、我が家で一番稼働率の高い
「スト4」に☆5つを付けておきました。
発売から半年以上経った今でも、毎日ネット対戦に勤しんでいる
恐ろしくコストパフォーマンスの良い1本です。
インストール容量の改善
さて、以上のような公式で明言されている新しいサービス意外にも、
ユーザーにとって非常にありがたいアップデートが今回は含まれています。
それはHDDへ市販ゲームをインストールする際の改善点です。
通常DVDメディアのゲームは、高速にアクセスできる外周部分に
データを集めるために、内周付近にはダミーのデータを入れて
少しでも待ち時間を軽減させようという措置が取られています。
この為、インストールをディスクイメージの作成で行っていた
Xbox360では、そのダミーデータも一緒に取り込むことになり、
どんなに容量の小さいゲームでも最低3.4GBのハードディスク容量を
消費してしまっていました。
しかし、今回のアップデートでは、このダミーデータを取り除いた
純粋なゲームの実容量のみをインストすることができるようになっています。
おそらくこれは「ゲーム オン デマンド」に対応した際の
副産物的なものではないかと思われますが、
限りあるディスク容量を有効に活用できるのは喜ばしいことです。
さっそく我が家にあるパッケージソフトを総動員して、
それがどの程度の効果なのかを検証してみたいと思います。
さすがにインスト済みゲームの容量が勝手に減ってくれることはないので、
アップデートの恩恵を受ける為には、一旦ソフトを削除して
再インストールする必要があります。
少々手間ですが、ディスク容量のためならエンヤコラです。
その際、ゲームのセーブデータ等はちゃんと残せるのでご安心を。
ところで私、この作業中にはじめて気が付いたのですが、
ディスクをセットしたらこの状態で[Y]ボタンを押せば
サクっとゲームのメニューに飛べたんですね。
今まで、わざわざゲームライブラリーまで辿って
選択というめんどくさいことをしておりました…。
というわけで、さっそくハードディスクへ取り込み開始です。
ちなみに「まものろ」はソフマップで限定版が4,980円で
投げ売られていたのを、つい買ってしまったのですが、
結局遊ばずに積んだままだったり…。(´д`;)
まぁこの値段であれば付属の攻略DVDで十分モトは取れているでしょう。
で、こちらが再インストール後の取り込み容量です。
「まものろ」は小さいですね。2GBも無駄に容量を消費していたとは…。
以下、手持ちゲームの容量と、おおよその取り込み時間の変化を
表にまとめてみました。
タイトル |
容量(GB) インスト時間 | 変化量 |
---|---|---|
まもるクンは呪われてしまった! |
3.4 → 1.4 6:10 → 2:03 |
-2.0 -4:07 |
デススマイルズ |
3.4 → 2.0 6:00 → 3:00 |
-1.4 -3:00 |
エースコンバット6 |
6.4 → 5.1 10:52 → 08:07 |
-1.3 -2:45 |
ストリートファイターIV |
5.7 → 4.6 10:00 → 07:30 |
-1.1 -2:30 |
怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA |
3.4 → 2.3 6:00 → 3:42 |
-1.1 -2:18 |
ビューティフル塊魂 |
3.4 → 2.7 6:00 → 4:20 |
-0.7 -1:40 |
Grears of WAR 2 (JP) |
6.6 → 6.5 11:30 → 11:15 |
-0.1 -0:15 |
上から容量の振り幅の多い順番に並べています。
この表をみて気が付きましたが、Xboxのインストールは
1GBあたり約2分の時間がかかっているようですね。
で、やはりシューティングゲームなどは
無駄なムービーや音声がないせいか良く縮んでいます。
逆にギアーズ2は、前後でほとんど差が無く
DVDの容量をきっちり使い切っているんだなと。
なお、今回これだけの再インストールで約7.7GB分の節約となりました。
普通のゲームならもう2本分くらい取り込める計算でしょうか。
新規追加のサービスだけでなく、すでにあった機能がさらに使いやすく
ユーザーにとってホントに嬉しいアップデートという感じで、
さすがOS屋のマイクロソフトです。これはGJと言わざるをえません。
( ゚∀゚)=3